「すぐやる」思考法/塚本亮

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あなたは、物事を判断する時の思考の型を持っていますか?行動力のある人(すぐやる人)は確実に思考の型を持っています。すぐやる人は、何も考えずに動き出しているわけではなく、「思考の型」をもとに即決し、動き出しているのです。「思考の型」があれば「やってみたいけどリスクが気になって動けない」「優柔不断でいつも決断できない」「ついダラダラしてしまう自分が情けない」といった、自分が元来持っている思考にとらわれることがなくなります。本で紹介されている、7つの思考の型を学ぶことで「すぐやる」体質が身につきます。

軸を作る

 即断即決して、すぐやる人になるために、行動の軸(axis)を持つべきでしょう。

①理想の自分像を明確にする(To be)

②なぜそうなのかの理由を明確にする(Why

③①に向けて何をするのかを決める(To do)

この3つが明確になることで行動の軸が完成します。

 頂点に自分の理想像があり、その下に理由、そして行動目標があるという構造です。すぐやる人は、理想の自分像を頂点と考え、そこを指標に行動を決めているのです。

 登山をイメージしてみてください。時間もかかりますし、体力が消耗するどころか、過酷な状況で下手をすれば死んでしまうことすらあります。

「なぜそこまでしてその山を登ってみたいのか」と思う人もいるでしょう。

 それでも、もっとも過酷だと言われるエベレスト登頂を目指す登山家がいなくなることはありません。

 80歳を超えてもなお、エベレスト登頂を目指している三浦雄一郎さんもその1人で、三浦さんを突き動かすのは、挑戦し続けていたいという気持ちからだそうです。

いつでも挑戦し続ける姿勢を「理想の自分像」としたとも言えます。

理想さえ持っていれば目標達成できる、そんな易しい世界はありません。

 しかし、「理想の自分像」は、苦難に立ち向かっていく力になりますし、それを元にすれば判断が早くなります。理想に向けて何をすればいいのか、どちらの道が理想に近いのかと考えるようになります。

行動の軸を設定しなければ、ゴールの見えないゴールに向かって走ることになる。人が行動する理由は、行動した先に達成したい目標(ゴール)があるからで、その目標がなければ、行動しても迷子になってしまいます。また、ほとんどの人は行動を先延ばしにしてしまいます。理由は簡単で、ほとんどの人が「理想の自分像」を明確にできていません。つまり、目指すべき目標が定まっていないため、行動するための最初の一歩をどこへ向かって歩き出せばいいのかが分かっていないのです。結果、歩き出す方向が見えない不安から、行動を先延ばしにしてしまう。すぐやる人になりたければ、まずは行動の軸(①理想の自分像を明確にする②なぜそうなのかの理由を明確にする③理想の自分になるために何をするのかを決める)をしっかりと設定し、自分が目指すゴールまでの地図を作ることが大切です。

To beを決めてTo doを決める

 多くの人が短期的にダイエットに成功しますが、すぐにリバウンドしてしまいます。高いお金を払ってジムに通って劇的に痩せてもリバウンドしてしまうのは、目先の目標だけにとらわれているから、達成したあとのモチベーションを保てなくなっているのではないでしょうか?

 「すぐやる人」は1年後、3年後、5年後、10年後……と、自分がどういう存在でありたいかという理想の姿を意識しています。なぜ理想の姿を求めるのかという動機も持っています。

 理想の姿を意識して、動機を持っているからこそ、無理に自分を動かそうとしたり、強固な意志の力を使わなくても、自然と理想へ向かう行動ができているのです。

 直近の目標を立てて、それが達成できたからよかったというのではなく、長期で、「こうありたい」という理想の姿を打ち立ててみませんか?

 「遠い未来だから」とはっきりとイメージができないならば、無理にイメージする必要はありません。

 しかし、1年後や3年後の自分はそうありたいかを考えることぐらいはできるでしょう。人間が行動するためには「意味」や「動機」がとても重要なのです。

「成功」を手にしている人は皆、未来の自分がどうありたいのかをイメージしてから行動を起こすそうです。なぜなら、無計画に行動しても、成功する確率が非常に低いことを知っているからです。たとえば、準備なしで定期試験や受験勉強、就職活動にぶっつけ本番で挑み、最悪の結果になってしまったのと同じことです。まずは、自分が目指すべき目標の設定(To be)から決めて、次に行動するためのTo doを作りましょう。行動することは大切ですが、闇雲に行動しても望んだ結果が生まれなくては、時間の無駄使いになってしまいます。

無理に好かれようとしない

 すぐやる人は、他人に無理に好かれる必要はないと考えているので、自分の判断を信じますし、嫌われることを恐れません。

 人に嫌われるよりも、誰からも相手にされない、存在がないように感じられてしまうことのほうが怖いと、すぐやる人は考えます。

 日々行動していれば、それをよく思う人もいれば、よく思わない人もいます。有名人がいい行いをしても「偽善だ」と罵る人もいるくらいですから、人の評価を気にしてもはじまりません。

 それに、人の評価は変わりやすいものです。小さなことでもいいので人に誇れる結果を出すと、批判していた人が途端に掌を返すことって、よくありますよね。

 まず結果を出すためには、周りの声に動揺しないこと。他人の声に耳を塞ぎ、自分の信念に生きることで活路を見出すことができるのです。

 自分にとって何が1番大切なのかを考えること。他人の価値観に振り回されてしまっては当然優柔不断のままです。

 何も他人と争ったり、他人を傷つけろと言っているのではありません。すべてにバランスをとろうとすると、本来やろうとしていたやりたいことすら見失い、軸がどんどんぶれてしまうことを恐れているのです。

 自分なりの判断軸を作り、頂点に「あるべき姿」を明確にしたのなら、同時に無理に人に好かれようと考えるのはやめましょう。

他人に好かれろうと必死に生きている人は、もっと自分ファーストで生きてみるべきです。気を使わなければ仲良くしていられない人間関係なら、それは友達でも仲間でもなんでもないので、そんな人とはすぐに縁を切っても大丈夫です。行動力のある人間は、他人のストップが入る前に行動するし、たとえストップが入ったとしてもそれが自分の信念を曲げるストップなら迷わず行動し続ける。つまり、自分の目標を達成するための行動に対して、批判をしてくる人とは関わる必要がないということです。

 

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